世界戦略アプリ「iPad Receptionist」の挑戦

2012年2月にリリースしたリアル動画受付システム「iPad Receptionist」は弊社初の世界向けB2Bソリューションです。
ビジネス環境が異なる海外に向けた”日本ならではのサービス作り”に挑戦する様子をお届けします。

日本クオリティの「おもてなし」を世界に広げるという発想

『モバイルビジネスは、海外のほうがすすんでいる』という印象をお持ちの方も多いようですが、私たちは日本のモバイルビジネスは、その独特の文化の中で、とても磨かれたものになっていると考えています。

モバイル電子マネーの普及率や、早期でコンテンツビジネスが確立したことによる高い技術や様々な課金手法、配慮の行きとどいたサービスなど、目を見張るものがたくさんあります。
その経験をもとに『日本人だからこそ』を海外に展開したいと考え、世界戦略アプリを開発することにしました。

弊社は、グローバル企業や外資企業とのビジネスも多いのですが、海外から仕事でいらした方とお話をすると、「日本企業の受付はとても丁寧で驚いた。自国の事務的であったり、警備員が対応したりといったものと比べて、気持ちがいい。」という声を耳にします。

その“日本クオリティのおもてなしが感じられる受付”を手軽に海外で実現するために作られたサービス、それが世界戦略アプリ「iPad Receptionist」です。

PIPインターフェースとギミックを駆使しておもてなしのリアリティを追求

PIP (Person in Presentation)は、人物動画とアニメーションを境界線なく融合させるコンテンツ技術で、Webの世界で使われてきました。しかしiPadアプリにおいてはほとんど存在していません。

このソリューションの最大の勝負どころはPIPのクオリティの高さにあります。日本・海外で行われる受付を徹底的に研究し、

・何という言葉で受付を行うのか
・どういう流れになっているのか
・受付嬢の何が魅力的に見えるのか

の分析を行いました。そして、30以上のカットに及ぶシーンを洗い出しています。同時に、日本・海外の両方で通用するモデルさんの選定も100名以上の比較検討を行いました。

さらに忘れてはいけないのが、ギミック(面白くする仕掛け)です。受付嬢は静止しているわけではなく、生身の人間です。たまには疲れて休んでいたり、資料を読んだりします。その人間らしさをギミックとしてランダムに発生させることで、リアリティをさらに追求しました。

徹底した標準技術の利用で、世界中のどの会社でも簡単に導入できるソリューションに仕立てる

リアリティは徹底して追求しましたが、技術的に徹底的にシンプル化し、標準技術のみを利用しました。

・部署・担当者はiPad内の連絡帳アプリデータを利用
・内線電話はSIP※サーバによるVoIPを利用
(※SIP:インターネット技術を使った電話の技術)
・配信・課金はAppStoreを利用

日本企業では内線としてSIPサーバを導入しているところはまだ多くありませんが、海外においては標準となっています。従って、iPad ReceptionistをAppStoreからダウンロードして受け付け台に置き、内線電話の1つとして登録するだけですぐに使えてしまいます。また部署・担当者も連絡帳アプリのデータを利用するため、内線電話のデータベースをそのまま利用することが可能になります。

技術的にはシンプルなものを利用することで、世界中のどの会社でも簡単に導入できるソリューションに仕立て上げました。2012年2月のMobile World Congress(世界レベルのモバイル展示会)で展示を行い、大好評となりました。

今後は利用者からの意見をもらいながら、動画の追加やユーザビリティの向上を行っていき、数少ない日本発ITサービスの普及に全力を注いでいきます。

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